2022年JPXデリバ取引量、前年比17.5%増の3億9,000万単位

取引金額3,147兆円、商品先物関連は72兆円

2023-01-20

 日本取引所グループ(JPX)の2022年デリバティブ商品合計取引高は、3億9,215万7,944単位となり前年比で17.5%増加した。取引所別では大阪取引所(3市場合計)が3億8,966万3,452単位(前年比18.2%増)、東京商品取引所(エネルギー市場)が249万4,492単位(同38.2%減)で、大阪取の市場別では株式関連が3億6,716万3,386単位(同18.9%増)、債券関連が817万2,779単位(同2.5%減)、商品先物関連が1,432万7,287単位(同15.5%)となった。またデリバティブ合計取引代金は3,147兆円(同6.6%増)で、このうち株式関連は1,867兆円(同12.8%増)、商品先物関連は合計で72兆円だった。


 取引量について主要デリバティブ商品の内訳をみると、
・日経225先物 2,204万3,528単位(前年比22.0%増)
・日経225mini 2億7,546万3,005単位(同23.0%増)
・TOPIX先物 2,578万5,856単位(同10.6%増)
・長期国債先物 808万3,420単位(同1.3%減)
となり、日経225miniが歴代2位、TOPIX先物が歴代4位の取引量を記録した。
 また2022年のデリバティブ合計取引金額は3,187兆円(同6.6%増)で、内訳は株式関連が1,867兆円(同12.8%増)、債券関連が1,207兆円(同2.8%減)、商品先物関連(貴金属・ゴム・農産物・商品指数)が64兆円(同39.0%増)、商品先物関連(エネルギー関連)が8兆円(同3.0%減)となった。
 なお商品先物では白金ミニ、電力4商品が過去最高の年間取引量を記録した。
 このほか年間取引量が過去最高となったのは、東証マザーズ指数先物(343万5,083単位)、東証銀行株指数先物(55万4,212単位)、NYダウ先物(66万1,639単位)、日経225Weeklyオプション(106万4,078単位)、有価証券オプション(205万9,828単位)の5商品。

(Futures Tribune 2023年1月17日発行・第3191号掲載)
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