
投資戦略フェアEXPO2026体験記
2026-03-19
パンローリングが主催する「投資戦略フェアEXPO2026」が28日、ベルサール渋谷ガーデンで開催された。イベントは24回目の開催で、前回同様日本取引所グループ(JPX)と東京金融取引所が後援した。また業者13社(SMBC日興証券、エスリード、OANDA証券、岡安商事、KOYO証券、さくらインベスト、サンワード証券、TradingView、FOREX.com、松井証券、moomoo証券、楽天証券、楽天ウォレット)の協賛があった。また、イベント終了後には近隣で交流会・アフターパーティーを開催した。今回は同イベントの体験記を掲載する。
2月28日、東京・渋谷は晴天に恵まれ、会場となったベルサール渋谷ガーデン周辺は週末の渋谷らしい賑わいがあった。2025年は後楽園の東京ドームシティプリズムホールで開催され、プロ野球オープン戦の観戦客と交って会場周辺はかなり混雑したが、今年の会場は渋谷の中心街からやや離れた位置にあり、雰囲気は落ち着いていた。
筆者が会場に到着したのは昼過ぎで、すでに来場者が多数おり、会場内は個人投資家で賑わっていた。パンローリングの投資戦略フェアは株式、FX、暗号資産など幅広い投資分野を対象とした個人投資家向けイベントとして知られており、今回も複数のセミナー会場で講演が次々と開催されていた。人気講師の講演は満席となるケースも多く、ある来場者は「SNSや動画で見ている投資家の話を直接聞けるのが魅力。投資のモチベーションが上がる」と話していた。
会場には取引所、証券会社、商品先物業者のブースが並び、来場者との個別相談が盛んに行われ、ブース内でのミニセミナーも行われていた。一方、投資テーマとしては株式や暗号資産関連の話題が多く、商品先物市場に関する展示や説明は限定的だった。会場を見渡すと、資源価格の動向や金価格の長期トレンドなどコモディティに触れる講演はあったものの、日本の商品先物市場そのものについて議論する場面は多くない印象を受けた。
ある来場者は「コモディティは値動きが大きくトレード対象として面白いが、日本の商品先物市場については情報が少ない」と話しており、資源価格への関心と国内市場の存在感の間にギャップがあることもうかがえた。
商品先物関連では一部の証券会社がコモディティ関連商品の紹介を行い、金価格の長期的な上昇やインフレヘッジとしての役割などを説明していた。担当者によると「株式中心の投資家でもポートフォリオ分散の観点から金などのコモディティに関心を持つ人は増えている」という。
会場の奥では主催者パンローリングが発行する投資関連書籍の販売コーナーも設けられており、来場者が書籍を手に取りながら内容を確認する姿が見られた。セミナー講師の著書などが割引価格で販売されていたこともあり、投資理論やトレード手法に関する書籍を購入する来場者も少なくないようだった。
株式やFXを中心とする投資家の勉強会が定着していく中、商品先物市場がどのように個人投資家との接点を広げていくかは、今後の課題のひとつといえそうだ。
(Futures Tribune 2026年3月10日発行・第3418号掲載)
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